自宅ごはんを中心に、まあまあ幅広いトピックを扱うくりたです。

時間はないけれど、食事らしい食事がしたい!

本日のメニュー

・トマト出汁の冷やしそば
・水茄子のぬか漬け
・ビーフコロッケ、八丁味噌ソース

ここ数日は忙しく、帰ってから寝るまで4時間もありません。

手をかけた食事は作れないけれど、自炊できない日が続いていくとなんとなく心が痩せていくような気分になるので、簡単だけれど自炊できるメニューを考えだすことになります。

行きつけの八百屋さんやスーパーにも数日いけていないので、まさに冷蔵庫にあるもので用意せねばなりません。

今日は湿度が高くて暑かったので、ツルツルと喉ごしの良いものが良いなあということで、麺類に決定。

そうめんは数日前に食べてしまいましたので、乾麺のお蕎麦をいただくことにしました。

調理不要で簡単!トマト出汁

最近よくそうめんのアレンジレシピを見かけます。つけ汁に様々なアレンジをするものから、そうめん自体を炒めたりして従来の茹でた麺にめんつゆ的なつけ汁をつけて薬味をプラスする、というものからどんどんバリエーションが増えていますね。

夏になると紹介されるそうめんアレンジですが、それをお蕎麦にも応用してみたのが今日のトマト出汁です。イタリアン蕎麦とでも紹介さそうなこの色合い。

出汁とトマトを煮詰めただけのソースが冷蔵庫にあったので、それを利用することにしました。

作り方は超簡単。出汁にトマトソースを投入して、お醤油とお塩で味を整えただけです。火にかけることもしません。もしかすると一度お鍋で沸騰させた方が味がなじむのかもしれませんが、手をかけないことが今日の命題なので、本当にただ混ぜただけです。

以前にもうまみ成分の違うものを掛け合わせることで、うまみが倍増することをご紹介しましたが、今回も鰹節と昆布、トマトで数種類のうまみ成分やアミノ酸が混じり合うのでおいしさは折り紙付きです。

ほんのりとしたトマトの酸味が鰹節の酸味と溶け合い、トマトの出汁びたしと同じおいしさです。お蕎麦ともよく絡み合ってつるつると食べられ、時折トッピングした青じそがさわやかなアクセントを与えます。

改めて、トマトに出汁が合わさるとイタリアン的華やかさとは違うベクトルの落ち着いた大人っぽいうまみの層ができあがるなあと実感します。

シンプルなトマトソースがない場合は、トマトジュースでも代用できると思うので、試してみてくださいね。

出来合いコロッケは八丁味噌ソースで盛り上げる

少しボリュームを出すために、先日いただいたビーフコロッケを追加。

写真が若干ボケてしまいました。ごめんなさい。

サニーレタスを添えて、ビーフコロッケを温めたものに、作り置きの八丁味噌をかけただけですが、これだけでただコロッケを温めたものより豪華な感じがします。

八丁味噌ソースはデミグラスソース風にトマトをたっぷり入れてあるので、トマト出汁とも親和性がありますが、味そのものは八丁味噌の風味が強いので似たような味にはなりません。

コロッケもサクサクとした香ばしさが欲しかったので、レンジでチンではなくフライパンで焼いて衣をカリカリにしました。

最近はオーブンやレンジでさっくり温め機能が付いているものも多くありますが、フライパンで焼くと、それはそれで揚げたてコロッケにはない香ばしさが出て、案外好きです。

夏の風物詩。ジューシーさがたまらない水茄子のぬか漬け

最後の一品は包丁で切っただけの水茄子のぬか漬けです。

最近は水茄子の知名度も上がっているようですが、やはり関西以外の人にはまだまだ馴染みがないようです。

水茄子は泉州、大阪南部の堺市あたりで作られている伝統野菜です。

普通のナスよりもころんとした掌にちょうど乗るような可愛らしいサイズで、とにかく水分がたっぷり含まれていて、皮がやわらかいのが特徴です。梅雨に近づいた頃からぼちぼちで初めて、夏とともに終わる、ザ・夏野菜。手でぎゅっと絞ると水が滴りそうな気がするくらい瑞々しく、しっとりした果肉はきめ細かくてほんのりとした甘さがあり、本当に大好きです。

水茄子の食べ方として代表的なものは、サラダの他は何と言ってもぬか漬け!フレッシュ感溢れるぬか漬けは他の茄子では決して味わえないおいしさ。

写真はぬか漬けなので、普通の浅漬けと比べるとどうしても色味は抜けて変色してしまうのですが、このおいしさは他のどんなお漬物とも代えられません。私の中で水茄子のぬか漬けは、夏のお漬物不動のNo.1です。

1個はやや大きめですが、なんのその。塩気も控えめなのでいつも高級だから一度に食べる量は半分で我慢しようと思っているので、気がついたら一人で一個ペロリと食べてしまいます。

水茄子はなかなかお高い野菜ですが、時々お買い得の時は思い切って5、6個買って思う存分食べることにしています。

さて、この夏は何個食べられるでしょうか。