タンク内の水漏れで業者さんを依頼

くりたです。

今日はリアルな生活情報を。
優雅で質素なひとり暮らしは、こんなこともして成り立っていますよというお話。

ひと月ほど前からトイレのタンクの中でごくわずかですが、ぼちゃぼちゃと水漏れが起きていることに気づいていました。
単に15年以上経過しているので部品劣化だとは分かっていましたが、今すぐ部屋に漏れ出すというよなものではないのでずるずると過ごしていましたが、やはりちりも積もれば山となるので水道代にも跳ね返ってきそうです。

色んなことを自分でやりたがる性分なので、自力で直せるかと考えましたが、ちょっと自信がなかったので業者さんを呼びました。
予想通りボールタップというタンクを開けてすぐのところにある部品を交換する必要ありとのことで作業してもらいました。が、出張料、部品代、作業量併せて約3万円かかりました。
作業の様子を見ているとそれほど難しそうではありませんでした。
業者さんにはボールタップがダメになったのなら、排水弁の方も劣化しているので交換を勧められましたが、さらに3万円とのことだったので丁重にお断りして、まずは自力で交換に挑戦することにしました。

私の家のタンクは排水弁バルブというのですが、一般的にはフロートバルブと言われるようです。
すでに交換してしまってからこの記事を書くことを思いついたので、写真など不備がありますがご容赦を。交換の仕方のハウツーというよりは、なんでも業者さんに頼まずとも自分でできる範囲もいろいろあるということをご紹介したいと思います。

ネットで部品を検索、注文

うちはTOTOの便器ですが、以前にTOTOさんは部品に汎用性があるときいたので、見た目が似ていればおそらく大丈夫ということで、自宅のタンク内の部品の形を確かめてから似ているもの(ほぼ同じでした)を発注。部品は約3,000円。先日修理に来られた方は部品代10,000円ほどと言っていたので、かなり高い設定です。とはいえ、最近は世知辛い世の中で価格破壊が進んでいるので、こういう機会でないと水道屋さんも利益をあげられないのかもしれないなと思いました。

では早速修理のあらましをお伝えしますね。

さっと外して、簡単取り付け わずか10分

まずはトイレのタンクの蓋を外します。
タンクに手洗いがついているタイプも基本的に蓋は載っているだけです。

青い部品のついているものは、先日交換してもらったものです。
旧来型は浮きのようなパーツがついているのが通常ですが、近年は浮きは故障しやすいということで、このような型に変わってきているとのこと。

まずは作業の手始めとしてタンクの水を抜きたいので、タンクと便器の横にある給水パイプの止水栓をドライバーで時計回りに回して閉めます。

その後、普通にトイレの水を流すようにレバーを引いて、タンクに水が給水されないことを確認。
今回交換するのは上の写真の右側に写っているパーツから鎖のような物が2本見えている部品、これが排水弁バルブです。

これですね。
上部にフックがついているのでそれを外して、タンク底部のプラスチックの筒(フロー管というそうです)にくっついているジョイント部を上向に引き上げて外します。
こんな2つのパーツで構成されています。写真は実際に取り付けられて長年使用していた物ですが、新しく購入した部品も全く同じ形でした。

2本の鎖の長さがキモらしいので、新しい部品と古い部品の鎖の長さが一致しているか確かめて、違うようなら、鎖の先にひっかけてある金属のフックの位置を調整します。

あとは元の部品が嵌っていたのと同じように取り付けるだけ。

部品の根元はこのようにフロート管にひっかける形になっているので、パチンと音がするまではめます。

完成です。あとはドライバーで閉めていた止水栓を開けてタンクに元通りに水を溜め、テストで流してみて水がタンクに溜まったら自動的に給水がストップして、便器に流れでたりしていないかどうかチェックしたら作業完了。超簡単。

あまりこういう作業をしたことがないという人も、取り寄せた部品には一応マニュアルもついていますし、全然難しくないので10年以上経過した部品なら、一度自分で交換してみても良いのではないでしょうか。早い人なら10分足らず、慣れていなくても20分もあればできると思います。

先日交換していただいた業者さんにお伺いしたところ、この一連の作業も出張、部品、作業などの工賃でしめて30,000円くらいとおっしゃっていました。部品は約3,000円だったので、27,000円ほど節約できました。

今回取り寄せたパーツはこれ。

後撮りなので商品名の台紙だけですが・・・

普通にAmazonや楽天、モノタロウなどから注文できます。

最近何が高いといって、人に作業をお願いすることが一番高くつきますよね。
もちろん素人では無理なこともたくさんありますが、ちょっと試してみたら案外できるということも多いので、何かが壊れたといってすぐに業者さんを呼ばずに、自分で直せるかどうか考えてみても良いのではないでしょうか。

ちなみに今回はトイレタンクの排水弁バルブでしたが、業者さんにお願いしたボールタップも次回は自分で交換できると思いました。
他にもウォシュレットやビルトインの食洗機も今回より難易度は高かったですが、自力で交換できました。

質素の暮らすためには、こうした日常的なことでもトライしてみるというのも重要な節約方法だと考えています。