夢のように記憶に残る上品な香り

サンタマリア・ノヴェッラの香りの小板をもらいました。

正式名称はタボレッタというそうで、ロウにポプリが封じ込めてあって良い香りがします。
クローゼットなどに入れる用途のものですが、防虫効果などは特に謳われていないので、純粋なおしゃれアイテムですね。
しかし見た目も美しくて、香りもさすがという他ない上品さ。
確かに薔薇の香りですが、きつさがなくて嗅いだ後にその香りが幻想だったのかもしれないと思ってしまうような儚さがあり、つい追いかけたくなってしまうような魅力があります。
普段から玄関先にここのポプリを置いていますが、それも他にはない絶妙に個性的だけれど嫌味がない調香で、何年使っても飽きるということがありません。

面倒なマスク生活を素敵なものに転換する発想のマジック

今回この小板をもらった時に使い方について提案を受けました。

それはマスクに香りをつけること。

昨年2月末から始まったマスク生活、ワクチンはできたけれどBCGや麻疹のように一生安心というものでもないし、まだまだ自分には摂取機会が訪れそうにないので、今後も一年なのか数年なのかマスクの欠かせない日常は続きそうですよね。
日本人は普段から花粉症の人や風邪をひいた時、予防などでマスクをつけ慣れてはいますが、外出時に毎日というのはやはりちょっと不自由な思いがします。
でも良い香りがマスクについていると、つけるのがちょっと楽しみになるよというのです。
なるほど、なるほど。確かにそんな効果があるかもしれません。

ということで、小板をティッシュで包んでマスクの箱に入れてました。
果たしてマスクをつけようとするとふわっと良い香りがします。
思わずうっとりして目を閉じて、マスクをつけるとより香りに近づいた感じがして気分が高揚します。

なんて素敵な発想の転換でしょう。

ほんのちょっとした工夫だけれど、気持ちへの作用はとても大きい。
ネガティブに捉えがちな行動を、発想の転換でポジティブに変えられる。
そういうアイデアを思いつけるって、ほんとうに素敵です。