自宅ごはんを中心に、まあまあ幅広いトピックを扱うくりたです。
夏バテしないように気をつけていること
本日のメニュー
・青じそのジェノベーゼソースのサラダ、トンしゃぶトッピング ・赤満願寺とうがらし焼き ・冬瓜とブリのスープ

例年よりも少し遅めの梅雨が明けて、京都に尋常ではない蒸し暑さがやってきました。連日80度前後の湿度と35度の気温はなかなかこたえます。夏バテ経験は50年弱の人生で一度しか覚えがない私ですが、ただの丈夫な人というわけではなくて、一応生活には気をつけているのです。
・水分補給を冬よりもこまめにする
・水ばかりでなくてミネラルも取る
・冷たいものを摂りすぎない
・季節の食べ物をなるべく日常的に食べる
汗を大量にかくときは、水分と一緒に塩分などを含んだミネラルも流れ出ているので、そこにどんどん水だけ補給すると、汗で体温調節はできるものの、ミネラルが体から少なくなってしまい、熱中症や夏バテになりやすいのだそうです。麦茶は結構ミネラル豊富な飲み物なので、夏に麦茶を飲むというのは日本の夏の定番ですが、理にかなっているらしいです。
冷たいものを摂りすぎないというのは、以前よくマッサージに行っていた時に、そこのお姉さんが「夏はビールやアイスをたくさん取る人が多いので、実は冬よりも身体が冷えてる人が多いんです。」と話しておられました。なるほどー、と思ってからはもちろんビールも飲むし、アイスクリームなんて昔から大好きで年中食べますが、毎日食べたり飲んだりしないようにしています。
こんなことを書いていると健康オタクのようですが、世に溢れる健康法などにはほとんど興味はなく、とにかく身体と心で「おいしいなあ!」と思えるご飯を毎日食べたいと思っているだけです。ご飯を毎日おいしく食べるには元気でないといけないので、いくら健康に良いと言われていることでも自分にとって辛かったり面白くなかったりすると続けられません。毎日の生活のことなので、無理しないで気持ちよく自然にできることが一番かなと思います。
旬のものを食べることも、頑張って食べるのでなく、やはり旬に食べるのが一番おいしいし、調べてみると旬のものはその時期の身体の状態にあった効能があることが多いので、実に自然って生命にとってバランスよくなるようによくできてるなあと感心することしきりです。
たっぷり野菜サラダはトンしゃぶをアクセントに

ということで夏野菜。肉より野菜が好きなので、このブログを何本か読んでくださっている場合はお気付きの方もおられるかと思いますが、とにかく野菜を大量に食べまくっています。
夏野菜と言えば、トマト、きゅうり、オクラ、ナスなどなど。最近家庭菜園のおすそ分けもよくいただくので、それらでよくある野菜たち。今日のメニューは地味なんですが、野菜はかなりたくさんの種類が入っています。
トマト、オクラ、ナス、紫玉ねぎ、冬瓜、ルッコラ、ロメインレタス、万願寺とうがらし。それにきのこ類も少々。
サラダがメインですが、冷しゃぶが食べたかったので何枚か茹でてトッピングしています。

それに先日作った青じそのジェノベーゼソースをドレッシングとしてかけて、和えて食べます。ソースがチーズも効いていて濃厚だけれど青じそのさわやかさもあってどんどん食べてしまいます。家庭菜園のトマトは最近流行りのフルーツトマトでなくて、ちょっと青臭さのある昔のトマトでなんだか懐かしい味。そんなこともうれしいです。
冷しゃぶは野菜を食べている合間に時々豚のうまみが加わると当たりっぽくてお得感あります。ちょっとスタミナを追加したサラダという感覚ですね。
まだ珍しい赤万願寺とうがらし

こちらは赤万願寺とうがらしを焼いて、シンプルにかつお節とお醤油でいただきました。
万願寺とうがらしは知っているけど、赤いのもあるの?と思われる方もおられましょうが、実は単に普通の万願寺とうがらしが熟したものです。
なぜか一般的には緑色のものしか流通していないのですが、あの緑色のものが熟してくると赤くなります。行きつけの八百屋さん「みどりなす」のお兄さんが教えてくれました。
赤くなるとどうなるかというと、甘みが増すのです。
好みがあるかと思いますが、青っぽくてやわらかい万願寺とうがらしは京野菜ブームでかなり知られるようになりましたが、赤の方は青っぽさがなくなって明らかに甘みが強いんです。
それぞれでおいしいので、もし見かけることがあったら赤いものもぜひお試しください。大体万願寺とうがらし自体がピーマンより青臭さが少なくてクセがないので、お子さんでもピーマンは嫌いだけど万願寺とうがらしなら食べられるという場合もあると思います。それが熟したものだとより食べやすくなるので、野菜嫌いの子にとっつきやすいのではないかと。
ブリ大根でなく、ブリ冬瓜もなかなか良いです。

最後はこちら。冬瓜とブリのスープです。
ブリと合わせる野菜といえば、ブリ大根でおなじみの大根ですが、こんな風に冬瓜であっさりスープも良いですよ。ブリ大根のように時間をかけて煮ると冬瓜はぐずぐずになってしまうので、さっと5分くらい煮たらできあがりです。和風だしももちろん、コンソメも合います。見えている卵は自分で燻製をかけた卵ですが、実はちょっと失敗して塩味がきつくなってしまったので、スープに入れて煮ることで卵から塩を抜いてスープの味付けにしようという苦し紛れの作戦でしたが、案外ちょっとおでん風の雰囲気も加わって、修正料理としては悪くなかったです。今回はストレートにこのまま食べましたが、和風だしで味付けしている場合は、仕上げに和がらしを少しのせても味がピリッとしておいしそうです。柚子胡椒でも上品な感じに仕上がると思います。
この時期のブリは脂が抜けてあっさりしているので、冬瓜のやわらかくてやさしい繊維の口当たりもしっかり楽しめてくどくならず、夏の料理としてとても楽しめるスープでした。
冬瓜は大好きな野菜のひとつですが、案外私自身の料理のバリエーションとしては、あっさり出汁の煮物やあんかけと幅が広くないので、これから開発していきたいところです。