自宅ごはんを中心に、まあまあ幅広いトピックを扱うくりたです。

GWのスカイツリーはこいのぼり祭りだった

数日東京の友人宅に遊びに行ってきました。スカイツリーも行ってみました。全く興味なかったのですが、ソラマチというモールに入っているおみやげ店が和テイストのお店が結構あり、ものすごくモダンで綺麗な飴細工のお店や、大好きな中川政七商店の日本の良いものを紹介する「日本市」が入っていたりして、意外にもかなり楽しんでしまいました。「日本市」は京都にはないのです。

ちょうど五月の節句ということもあって、沢山のこいのぼりが飾られて、外ではためいている様子も楽しかった。そういえば最近あまりこいのぼりを見ていなかったな、ということに気づかされました。

小さい頃は近所でも沢山の庭付き一軒屋があって、大きなこいのぼりが大きく風を受けて泳いでいる様は勇壮で、自分の節句ではないけれど、うれしく見ていたものでした。

今は京都の街中で暮らしているので、まず庭付きの家が少ないことと、郊外の一軒屋で小さな子供さんのいらっしゃるお宅が少なくなってしまっているのと、色々な要因がありますね。

スカイツリーの景色は天気が良くなかったので写真がどんよりしてしまいましたが、晴れているときっととても清々しい眺めだろうなと思います。

帰りは満員の新幹線に揺られて帰ってきたので、夜は簡単であっさりしたものが食べたいなと思い、久々に春雨料理を作りました。

味付け豚肉の春雨は、生姜が効いて超美味!

・豚肉入り生姜たっぷり春雨
・新たまねぎと大葉の梅肉あえ、おかか風味

全体的に後味がさっぱりして、するする食べられるメニューです。

生姜の刺激がお肉を食べた後味を軽く、梅の酸味がさらに爽やかさを加えてくれて、どちらも年中ある食材ながら、合わせると初夏から夏の風味という印象が強くなるのが不思議です。

生姜は冬に食べると身体を温めてくれてありがたい食材ですが、夏は夏で蒸し暑さを舌の上で相殺してくれる気分になるという、季節万能な薬味で大好きです。もう少ししたらフレッシュな新生姜の季節がやってくるので、そうしたら甘酢漬けや天ぷらなどで楽しみたいものです。

実は春雨は賞味期限が2年きれていました!が、食べてみた感じは大丈夫でした。

乾物は割と賞味期限切れでも大丈夫ですが、腐るというより埃っぽい味になったり色がすごく悪くなったりと、味が落ちていくという印象ですが、この春雨はそうでもないようです。

豚肉はあらかじめにんにく、おろし生姜、お醤油、塩麹で下味をつけてからフライパンで焼いたものを、春雨の上にトッピングする感じです。やはり茹でた豚肉だけだと物足りない味になってしまうので、それだけで食べられるくらいにはしっかり味をつけて、焼くことで香ばしさをプラスしています。

スープにたっぷりと溶け出した生姜の味が、ほんのり甘い豚肉のエキスと混じり合って複雑かつ爽やかな後味を舌に残してくれて、かなり、かなり美味しくできました。

新玉ねぎと玉ねぎ、同じ玉ねぎでも別物の味わい

新たまねぎは初夏から梅雨時くらいまでの一ヶ月くらいしか出回りません。お店では年中たまねぎスライスを出すところもありますが、新たまねぎと普通のたまねぎではみずみずしさと柔らかさが全く違うので、やはり生でいただくのであれば新たまねぎに限る!と思っています。

淡路島の高級たまねぎだと冬でも比較的やわらかくてみずみずしさが残っているものもありますが、旬の新たまの敵ではありません。

わざわざ冬にたまねぎの生スライスを食べないといけない理由はあまりないので、冬はオーブンで丸ごとじっくり焼いたり、炒めたりと火を通す方が味わい深くて楽しい。

細胞のひとつひとつも食べたものからできている

服装にTPOがあるように、季節に合わせて食材のTPOを考えても良いのではないかなあと思います。

私たちの身体は食べたものでできているから、何を食べているかということは、実はものすごく重要なことなのではないでしょうか。

栄養学が発達して、健康を維持するのに必要な栄養素というのが概ねわかるようになりましたが、すべてがわかっている訳ではありません。この作物には◯◯という栄養がある、といってもそれだけでできている訳ではなく、数値化できない微量の栄養素もきっとたくさんあるはず。

時間がなかったりきちんとした食事が摂りにくい状況の場合はサプリメントで補助するのも良いなと思いますが、私は幸い三食家で作ったりお弁当を持っていける状況にあるので、なるべくは栄養は自然なものから取れるよう心がけています。