自宅ごはんを中心に、まあまあ幅広いトピックを扱うくりたです。

数日前に木の芽とこぶみかんの香りが似ているという記事を上げました。今日はその木の芽についての第二弾です。

献立のポイント:意外性は口福のサプライズ

・木の芽のクリームソース スパゲッティーニ パプリカと蒸し鶏添え
・蒸しキャベツとじゃがいも、ペペロンチーノソース

一見するとバジルソースのクリーム版のように見えますが、緑色の部分がバジルではなく木の芽(山椒の葉)です。

ある日木の芽とタイ料理のグリーンカレーやトムヤムクンの材料として知られるこぶみかんの葉の香りが似ていると偶然発見したところからのアイデアです。

グリーンカレーにはココナツミルクを入れて、甘さとコク、クリーミーさを出していますよね。

それならココナツのあの独特の甘さはないけれど、コクとクリーミーさは共通しているクリームと木の芽は実は素敵なマリアージュになってくれるのではないかしらん。

職場で摘み取った木の芽を、こんな風にすり鉢で細かくペースト状にすりあげたら準備はOK。

あとはここに美味しい生クリームを加えて温め、塩胡椒などで味を整えてパスタに絡めるだけです!

とても簡単なのに、意外性溢れるパスタソースの出来上がり。

濃厚なクリームの後にピリリと辛くて爽やかな風味が来ることで、重たくない春らしい爽やかなクリームパスタになりました。

一度と言わず、何度も会いたい個性派

私は料理研究家ではないので、正確なレシピを作るのはとても苦手で、大抵の場合家にあるものやその日に何となく買ってきた材料をみて、さてどうしようかと思いながら適当に頭に思い浮かんだ名もなき料理を作ることが多いです。

もちろん定番料理はありますが、結構な確率で一生に一度の料理というのが出来上がってしまいます。

たまにとても美味しくできたとしても、感覚だけで作っているとどうしても材料や手順を思い出すことができずに、幻の料理となってしまうこともしばしば。

私は勝手に自分と料理の関係も一期一会の精神と、自分のズボラさを棚あげして都合よく解釈しているのですが、その分一応は食べるときは真剣に料理と向き合っているつもりです。

そうすると時々一期一会のつもりでも、どうしてももう二度、三度と会いたくなってしまう出会いもあります。

この木の芽とクリームの組み合わせは、久々に大ヒットの味わい。

複雑な作り方ではないので、忘れずにまた作ることができそうです。

個性的だけれど、嫌味がなくて後味がとても爽やか。

今回は一人の食事で作りましたが、そのうち誰かと一緒に食べてみたい。

そうして、食べ終わった後に「このパスタの味はあなたみたい。」などと言ってもらえたら最高ですね。