自宅ごはんを中心に、まあまあ幅広いトピックを扱うくりたです。
断捨離はできないけれど、増やさない努力は大切

私の家はごちゃごちゃとものがあり、近年流行の断捨離やミニマリストとはかなり距離があります。なるべくものを買わないようにしているのですが、人間とは生きているだけでものが増えていくものだなあと時々思います。ミニマリストの方々は、日々相当な意識を持って「ものを増やさない」というのではなく「ものを捨てる」というスタンスを保っておられるのでしょうね。私には無理・・・死ぬ前になるべく整理してくれる人が途方にくれない程度には整理しておきたいとは思っています。以前お世話になった方が亡くなってご自宅の整理に伺ったときに、ものが多いというのはこんなにも大変なのかと実感したので。
ものを増やさないということで、割と実践できているのが食器です。
食器は美味しくご飯をいただく要素として欠かせませんが、この10年でほとんど数は増えていません。
素敵な器を見ると欲しくなってしまいますが、そこは我慢。眺めるだけで満足するようにしています。
憧れのアラビア工場でパラティッシをお買い上げ
だがしかし、この10年のうちで増やしてしまったのが、フィンランドのメーカー、アラビアの食器です。
2015年の旅行でヘルシンキにあるアラビアの工場を訪問したときに、つい買ってしまいました。

その中でも一番の、というか私の食器の中で一番のお気に入りはアラビアの代表作パラティッシの21cmプレート。
フィンランド語でパラダイスの意味をもつこのシリーズは、紫やモノクロなどいくつかカラーバリエーションがありますが、オリジナルはこのイエロー。
1969年に発売されて以来、今も世界中に多くのファンがいます。今年は50周年を迎えるんですね!日本では50年も
飾り皿としても良さそうな大胆でカラフルなこのお皿。とても素敵なのですが、買ったときはこんな高級で派手なお皿、本当に買ってよかったかな?旅行で気が緩んでしまったんじゃない?と正直不安に思った瞬間もありました。
が、帰国して実際に使ってみるとその懸念は吹っ飛びました。
なんて料理が美味しそうに見えるお皿なんだろう!

派手で料理が負けるんじゃないかなどという、ケチくさい予想をはるかに超えて、むしろものすごくおしゃれで美味しそうに見えます!
目玉焼きを載せてもこの通り。
試しにプレーンな白いお皿にも載せてみましょう。

この白いお皿もシンプルで使いやすくて気に入ってはいますが、パラティッシの敵ではありません。
こんなに強いブルーが入っているのに、料理をいきいきと輝かせてくれます!
とんでもなく高くてこんなお皿使うなんてどんなセレブやねんと思っていましたが、180度考えが変わりました。
適当で無難な1000円のお皿を5枚買うより、パラティッシ イエローを1枚買ったほうが良い!
すでに買ってから3年以上経ち、もともとあまり数を持っていないこともあって、相当な頻度で使っていますが、今でも料理を盛り付けるたびに料理を輝かせるお皿としてうっとりします。
これからも大切に使い続けたい魔法のお皿。
まさにこのお皿に載せられた料理はパラティッシ(天国)気分、なのです。