自宅ごはんを中心に、まあまあ幅広いトピックを扱うくりたです。

広島の宝!全国に広めたい即席ソース

これ、広島に実家のある友人に2年ほど前にもらったんです。

多少違いはあるものの、関西と広島のソウルフード、お好み焼きに欠かせないソースの中でも有数の知名度と支持を誇るオタフクソース。

広島の人には料理の味付けに困ったら、「とりあえずオタフクかけとけ!」というくらい愛されてるらしいです。

甘口、辛口などは関西のスーパーにも売っていますが、この「汁なし担々麺のタレ」は初めて。

友人は軽いノリで「これ、広島だけで売ってるらしくて、結構おいしいねん。」と帰省のお土産でくれたのですが、瓶の裏にあった汁なし担々麺の作り方にあった通りに作って、一口食べてみたところ

「うわあ!こんなに花椒(ホアジャオ)が効いてるソース食べたことない!超おいしい〜!」

オタフクのちょっと甘くてコクはあるけれど濃すぎないおいしさはそのまま、そこに花椒が結構効いてる!

花椒は山椒とは違って中華料理でよく使われる、特に麻婆豆腐には欠かせない材料です。

辛味というよりも痺れ。ビリビリと舌を痺れさせつつ、レモンなどの柑橘類にも似た爽やかな香りも併せ持つ魅惑のスパイス。

長らく日本では四川料理の辛味は唐辛子のみでつけられていましたが、実際は唐辛子の他にも大量の花椒を使うことで、あの独特の痺れる爽やかな辛味が実現します。近年は徐々に日本でも花椒の存在がポピュラーになりつつあってうれしいです。

しかし、そんなにまだポピュラーなものではないのに、市販ソースにこんなにたっぷり効かせたソースを販売しているとは、やるなーオタフク!やるなー広島!と思わず唸ってしまいます。

瓶には「花椒のビリビリする刺激がたまらんけえ」と広島弁で書かれていますが、まさにその通り!

これさえあれば、あれこれ工夫する必要もなく、かなりおいしい汁なし担々麺が作れます。

豚ミンチとニラを炒めたものにソースを惜しげもなくぶっかけて混ぜるだけです。

このおいしさをぜひ多くの人に伝えたい!

ぜひ広島を訪れたなら、お土産にもみじまんじゅうや母恵夢、たこせん、瀬戸内レモン系の色々も良いですが、オタフクソースの「汁なし担々麺のタレ」もお忘れなく!

おまけ:ポン酢は炒めると一味違うおいしさ

参考までに本日のメニュー

・オタフク汁なし担々麺のタレを使った担々麺
・大根とトマト、舞茸の炒め物
・ほうれん草のおひたし

大根とトマトと舞茸の炒め物も、トマトの酸味と甘みが具に絡んでおいしいですよ。味付けはポン酢と胡椒です。炒めおわってからかけるのではなく、炒めている途中にポン酢をかけて入りつけるようにします。そうすると酸味がまろやかになってトマトとよく合います。