身体がほっとする冬のメニュー

自宅ごはんを中心に、まあまあ幅広いトピックを扱うくりたです。

久々の投稿はある日のお昼ごはんです。

本日のメニュー

・鰆の味噌漬け、レンコンのレモンコンフィ風味
・白菜とサバ缶の煮物
・お揚げと青じそのお味噌汁
・白ご飯

いたって普通な定食です。強いて普通でない部分を指摘するなら、鰆の付け合わせの味付けにレモンコンフィを使っていること、お味噌汁の具に青じそを入れたこと、でしょうか。まあ大して変わっているというほどのものでもありません。

2019年もそろそろ終わりを迎えますが、今年は世間的にも個人的にも色々あった年になりました。世間はもちろん時代が平成から令和へと移ったこと。個人的には立て続けに父と叔父が亡くなったこと。ラグビーワールドカップ日本大会の驚異的なブームもありました。

令和とラグビーワールドカップは並列して語るものでもありませんが、近年になく日本列島全体がポジティブな熱狂に包まれたことはとても印象深い。

近親者の相次ぐ逝去は、淋しさという感情的なものとは別に、自分のこれからの来し方行く末について考えさせられる出来事で、そんな中でのこのいたって普通なごはんです。

なんの変哲もないけれど、ひと手間が味を変える

そういうと思わせぶりなのですが、特に何かを悟ったとかいうことはなく、ただ毎日安心して取るに足らない食事を食べるということが改めてありがたいなあと実感したくらいです。

鰆の味噌漬けは実は私が作ったのではなく、実家に行った際にたまたま母が漬けていたものを一切れもらいました。母は私よりも食について保守的かつ特別に興味がある人ではないので、味噌漬けの味噌は西京味噌ではない普通の合わせ味噌です。とはいえ味噌に漬ける前にひと塩して魚の生臭みと余計な水分を抜いてあるというひと手間かかったものです。

魚の味噌漬けを作るときに気をつけないといけないのはまさにこのひと手間なのですよね。直接みりんや醤油などで調味した味噌床に漬けてもできることはできるのですが、魚から水が出て床がじゃぶじゃぶするし、実はひと塩することで浸透圧の関係なのか味噌の風味がしんかった時よりもよく魚に入るような気がします。

魚の味噌漬けはある程度まで味がしみるとあとはそれほど塩分が入っていかないので、3日や4日置いておけるということで常備菜というか、まとめて魚を買った時の保たせ方としても便利です。

今日は付け合わせはれんこんのレンモンコンフィ風味。レモンコンフィはもともとモロッコなどアラブ系ムスリムの主な調味料だったようですが、近年は「塩レモン」という名前で日本でも知られるようになってきましたね。現地では大体タジン料理や煮物など火を入れる料理に使うことが多いようですが、レモンコンフィ自体はレモンの漬物なので生食もできます。

生のレモンとは違って発酵しているので酸味が柔らかになっていますし、漬物ならではの独特の風味も生まれていておいしいので、刻んでドレッシングの材料にしたり色々応用の効く便利な調味料です。

この付け合わせでは単純にスライスしたれんこんを炒めた後、刻んだレモンコンフィを入れてさっと炒めて仕上げに風味づけとして醤油を数滴垂らしただけ。レモンコンフィは結構塩分が強いので、入れすぎ注意です。

味噌もレモンコンフィも発酵もので、発酵と発酵は相性が良いことがほとんどですから、こちらももちろん相性よし。味噌の濃厚な風味を味わった後、レモン系のつけあわせでさっぱりとします。

簡単で滋味溢れるサバ缶利用レシピ

白菜とサバ缶の煮物もごくごく簡単。

白菜って一人暮らしで買うと大量すぎていつも頑張って食べないと食べきれません。最近はそのためか、見た目重視のためかミニ白菜なるものもあるようですが、こちらはコストも高いし日常どこでも売っているものでもないので、白菜といえば大量に抱えるしかありません。

煮物だとたくさん食べられて良いですよね。白菜とだしだけでもある程度は白菜の甘みとうまみが感じられておいしくなりますが、やはりそれだけだと淋しいので今日は大流行のサバの水煮缶を投入。白菜を10分から15分くらい煮てくたっとなったところにざばっと入れてさっと一煮立ちしたらOK。少し魚缶独特の味がするのでポン酢をかけていただくと、雑味を感じずいただけます。

意外な具もすべて受け止める。みそ汁の偉大な包容力

最後はおみそ汁。

私の大大大好きなとようけ屋山本さんのお揚げと青じそを入れました。

青じそを入れたのは初めてで、多分多くの人もそんなにおみそ汁の具としては入れたことがないのではないかと思いますが、案外イケます。

少し前に買っていたものが残っていて、乾燥が進んでヨレヨレになっていたので、まあ入れてみようかと適当にやってみました。ところがあら不思議。やはりおみそ汁に入れても青じそは青じそ。あの独特のさわやかで甘さも感じるふわっとした香りがなんともおみそ汁のアクセントになっていたのです。印象はやわらかですが、あれ?と思ってもう一度確かめたくて味わってしまうという不思議に上品なお汁になりました。

お揚げが入っているので、よりそのさわやかさが活きて複合的なふくらみのある味わいになっているような気さえします。

今まで案外青じそをパックで買うと、白菜同様持て余し気味でした。おみそ汁に入れて火を通すとものすごく嵩が減るので、これからはちょっと余ってきたらこの選択肢もあるのだなと小さな発見ができました。