自宅ごはんを中心に、まあまあ幅広いトピックを扱うくりたです。

今日のメニューはこちら

・衣笠丼のご飯なし
・切り干し大根としば漬けの和え物
・即席ポテトグラタン

傷んだお豆腐で壊れたお腹に、腸にやさしい衣笠丼

衣笠丼というのは、京都独特の言い方のようで、要するにおあげと九条ネギの卵とじです。

関西には他にも同じような料理が各地方で「きつね丼」「信太(しのだ)丼」など名前を変えて存在しているようです。

おあげ、というのはこれもまた京都で油揚げのことを差します。「油揚げ」というよりも「おあげ」ということで、食材が優しくてかわいらしく感じる気がして、「おあげ」という言葉の響がとても気に入っています。京都では色んなものに「さん」づけするので、おあげも「おあげさん」と言うことも多いです。

おあげはレンジを使わなくてもすぐに解凍できるので、常に冷凍庫に常備している食材です。

煮てよし、焼いてよし、調理方法によって食感も様々に変わって、食べ応えもあってヘルシーで、もうすでに私はおあげなくしてはいられない身体に。

衣笠丼のやわらかくふっくらと少し甘めのだしをたっぷり含んだおあげは、噛み締めるとじゅわ〜と旨味が口中に広がり、九条ネギのこれまたやわらかく内側が少しだけぬめってシャクシャクした歯ざわり、卵のふんわりとした食感が三位一体となり、たまらない優しい美味しさです。

実は今朝はどうも昨日食べたお豆腐が傷んでいたようで、お腹が痛かったのです。封を開けたお豆腐は足が早いので一応気をつけてはいましたが、昨晩若干表面に酸味を感じる気がしたけれど、大丈夫やろうとたかを括ったのがいけなかった。まあでもそんなにひどい状態にはならなかったので、このくらいの状態がお腹をこわすかどうかのボーダーラインというのがわかったと、前向きに捉えることにしました。

そんなこともあって、腸におだやかなものがよかろうと思い、動物性タンパクなしのあっさり献立となりました。

切り干し大根としば漬けの和え物は、一人暮らしだとあまり大量に消費できないしば漬けを、これもまた豆腐同様古くなりかけたので早く消費せねば!と苦し紛れに作りました。

以前近所の割烹居酒屋でだし巻きを頼んだ時に、大根おろしにしば漬けが混ぜ込んであってなかなかオツな感じだったので、アイデアを頂戴して、水で戻した切り干し大根と和えてみたのです。

しそのしば漬けを使うと、切り干し大根もほんのりピンクになって可愛らしいです。

残る即席ポテトグラタンは、ホワイトソースを常備していないので、生クリームと豆乳を少し混ぜ込んだクリームチーズを代用にして作りましたが、これ正解。簡単でかなり美味しいです。

割と全体的にサササーっと作ったごはんではありますが、お肉を使わなくてもチーズやおあげ効果でコクもあって満足感ある献立になりました。

余談ですが、グラタンに使っているお皿、カルディコーヒーファームでワインを買ったらおまけでもらったアヒージョ皿です。大きさ的にも使いやすい耐熱皿で、カルディ、グッジョブ!