デパートのお歳暮解体セールで買うべきものとは

くりたです。
年明けの投稿からまた日が経ってしまいましたが、腸炎に続きインフルエンザに苦しむことになっていたのでした・・・でもゾフルーザってものすごくよく効きますよ。本当に。
本日のメニュー
・ポールボキューズのブラックペッパーハム ・蕾菜など野菜グリル、ベビーリーフ添え ・ワカメと白菜のコンソメスープ
簡単ワンプレートディナーです。
ポールボキューズのハムはこの時期時々テレビでも紹介されていますが、お歳暮解体セールというものが毎年全国のデパートで開催されており、そちらで購入しました。
普段ハム類を自分で買うことはあまりありませんが、今回はたまたま母とデパートにおり、このハムを食べてみたいけど一人では多いと言うので、半分ずつにすることにしました。
本当なのかどうかよくわかりませんが、賞味期限間近のため普段2000円が486円とのこと。塊のハムでこの値段は確かに安いです。
皆さんはお歳暮解体セールに行かれたことはあるでしょうか。私はかれこれ10年くらい利用させてもらっています。デパートで売れ残った食品のお歳暮商品を解体して割引で販売する企画です。
元々は純粋にお歳暮を解体していたそうなのですが現在は解体セールそのものが人気となって、お歳暮だけでは足りないのでセール用商品をあらかじめ用意することになっているという、ほぼセール名が有名無実化している定番催しです。
確かにこのポールボキューズハムのようにかなりお得なものもありますが、なぜかロッテのチョコパイなどの駄菓子も大量に扱われていて、しかもデパートの通常価格よりは若干安いけれど、近所のスーパーで買う方が明らかに安いという、よくわからない事態となっていますので、雰囲気に飲まれず冷静に買い物することが求められるセールです。まあ、そんなに真剣にならなくても良いのですが、セールなのに結果的にお得にならなければ、単なるイベントになってしまいます。
私が考える解体セールの定番お得商品は以下です。
・ビール、高級ジュースなど純粋なお歳暮解体品
・海苔、椎茸など乾物
・賞味期限が間近なハム、チーズ類
・ワイン
上記以外のものは、ケースバイケースですが、実はスーパーのほうが安いということも多いので注意が必要です。
伊達ではないブランドクオリティのハム
肝心の本日のメインメニュー、ポールボキューズのブラックペッパーハムですが、お味はどうか。

いや、なかなか、というよりもかなりおいしいです。食べた瞬間にはっとさせられました。
ブラックペッパーがご覧の通りかなり大量にまぶされていて、カットの際にバラバラ落ちるほどで辛味も利いていますから、小さなお子さんには刺激が強すぎるように思いますが、スパイシーなものがお好きな方には充分満足いただけるでしょう。さらにお酒がお好きな方にはビールはもちろん、わりとしっかりめのボルドータイプの赤ワインにもよく合うと思います。
白ワインやかなり繊細なブルゴーニュタイプだと胡椒が効きすぎてバランスが取りにくいかもしれません。しかし何よりハム自体の味が良いです。
きめ細かい肉質ですが、適度に脂肪が入っていてコクがあり、噛み締めると実にしっとりとして舌によく馴染みます。
しっかりと肉の繊維も感じられる歯応えと、それに続く適度な塩気と上品な味わい。
とてもおいしいハムです。確かにこれは2000円といわれても納得できます。私は自腹では買いませんが、お世話になった方にお渡しして恥ずかしい品物では決してありません。
また次回の解体セールであれば、ぜひ買い求めたいと思います。いや、本当においしいです。
野菜のグリル、レンジとオーブンどちらで調理すべきか

蕾菜。この野菜をご存知の方は、かなりの野菜通とお見受けします。
私は2年ほど前に行きつけの「みどりなす」さんで、初めて知りました。
アブラナ科の一つで、からし菜の仲間なのだそうですが、福岡県で品種改良されて商品としての出荷は2007年からというニューフェイスです。
芽キャベツのようにわき芽を収穫しているそう。
レストランなどでは比較的小さなものが好まれるそうですが、野菜としての味は大きい方がおいしいかなあということなので、大きめのものを割って食べることにしました。
ほろ苦い野菜をグリルして食べたいと言ったところ、薦められたのが食べ始め。なので今回もグリルです。
オリーブオイルと乾燥ハーブ、塩コショウであらかじめグリルする野菜を和えておき、10分ほど馴染ませたあとオーブンで焼きます。
こうした方が野菜をそのまま焼くよりも素材の特徴が引き立つ感じなのでおススメです。ちょっと面倒と思われるかもしれませんが、グリル野菜って結局あとで塩コショウしたりするのでその工程を前倒しするだけと思えばよいかと。それによっておいしさが増すならお安いご用です。
世の中時短料理がもてはやされていて、確かに時短できるといいなとも思うし、納得できるやり方もあるんですが、私自身は結構古い体質の昭和人間なので、あまりなんでも時短=正解と思えない部分もあります。圧力鍋は使うけれども、なんでも電子レンジで下ごしらえというのに抵抗を感じるのです。10年以上前に何度か野菜の下ごしらえを試してみたことがあるのですが、何だかお鍋で茹でるのと違うなと思って以来試していません。
電子レンジは高周波を発生させて食品の分子を振動させて発熱、茹でる行為は加熱によって食材の組織を表面から順に破壊していくという大きな違いが違いがあります。
プロセスが全く違うのですよね。火が通っているという結果そのものに違いはなくても、過程が根本的に違うということは、目に見える段階ではなく根本的に食材そのものが両者において変わっている可能性もあるのではないかと考えたりもします。
ちょっとスピリチュアルな領域のように感じる方もおられるかもしれないし、迷信的に感じるかもしれないのですが、電子レンジによる食品加工はちょっと遺伝子操作の食物と似ているように感じる部分があるので、全く使わないわけではないけれど、なるべくなら使わないというのが私のスタンスです。まあ冷凍ご飯とかはレンジを使ってしまうので、全然徹底していませんが、野菜やお肉を解凍するときもレンジではなくて流水を使うとか、ささやかな矜持と抵抗です。
ちょっと長くなってしまったので、蕾菜のグリルについては近いうちに別の記事で詳しくお伝えしたいと思います。すでにネタはあるのでご容赦ください。
先入観を捨てて食材と向き合おう。汁は全てを包み込む。
最後にスープです。

ワカメと白菜とあわび茸のどうみても和風なのですが、一応洋風スープです。なぜ洋風かというとスープベースが野菜だしで、仕上げに少しオリーブオイルを垂らしているから。
オリーブオイルの代わりに垂らしたのがごま油なら、中華風と言われるかもしれません。
和風、中華風、洋風、エスニック風などさまざまな「風」がありますが、一般家庭においては、その日の献立にあう味ならばなんでもええじゃないかという考えです。
今日の献立は野菜のグリルに蕾菜を使っていて割とやさしい味わいなので、やさしい味のスープが欲しいなと思って作ってみました。
野菜スープのワカメの磯の香り、あわび茸からはじんわりとした滋味が溶け出し、あっさりながらもかなりおいしいスープです。
汁ものってレシピとか色々ありますけど、基本は異なる素材をなんらかのエキスが溶け出した汁に軽く火を通してまとめたら、それがスープではないかと。
味噌を溶いたら味噌汁。コンソメベースだと欧米風、とか。少し前に家に鰹節と昆布だしがスタンバイできなくてパックがあった野菜だしで味噌汁を作ってみましたが、普段の味噌汁とは若干違うものの案外悪くなかったです。これぞミソ スープでしょうか?
その時々の家にあるもので、何かを入れたらスープになるというくらいのゆるい気持ちでいると、毎日汁物が食べられてダイエットにも一役買ってくれるかもしれませんね。