自宅ごはんを中心に、まあまあ幅広いトピックを扱うくりたです。

春なのにまだまだ寒くて暖房が必要だと思っていたら、急に初夏になってしまいましたね。女性のみなさん、最近は男性の方々も紫外線を気にされることが増えましたよね。

自転車の街、京都鴨川季節のうつろい

私は通勤はもちろん、普段の京都市内の移動はほぼ公共交通機関を使わず、自転車に乗っています。

初めて京都に来た人が、あまりの自転車の多さに驚くことが多いようです。坂がないこともないですが比較的緩やかな場所が多く、特に市内中心では坂の存在を感じる方は少ないのではないかと思います。

京都市内の公共交通機関として地下鉄はありますが、大阪や東京のように縦横に走っている訳でもありません。もっとも発達している市バスは主要な場所は観光客や修学旅行生もよく利用するので、時期によっては大渋滞したり、満員で乗れないことも多い状況で、いきおい市内在住者は自転車を利用することが多くなります。大学が多くて学生さんが多い、というのもひとつの要因だと思いますけれど。

徒歩はもちろんですが、自転車に乗っていると季節の変化を敏感に感じ取ることができます。

気温の変化はもちろん、風の吹き方や街路樹、川べりの花々や鳥の様子、空気の匂い、などなど五感のすべてで季節のうつろいを教えてくれます。

鴨川には様々な鳥もやってきます。その中でカワウという黒い鳥がいるのですが、この鳥は通常は真っ黒なんですけど、冬から春になる繁殖期だけ一部の羽が白くなるということを、野鳥に詳しい知人が最近教えてくれました。カワウは毎年見ていたのに、やはり人間見ているものしか見ていないものですね。

鴨川の風景は桜の時期は一番特徴的ですが、大きな変化の他にも日々こういう小さな発見ができるのはとてもうれしくて気持ちが良いものです。こんな場所を毎日通れることが本当に恵まれているなあと思います。

自称「UV対策ファッションの女王」は手袋愛用歴20年以上

初夏になってくると当然日差しも強くなります。

昨今の紫外線防止に対する日本人女性の意識の高さはちょっと異常かな?と思わなくもないですが、実は私も御多分に漏れません。

大学生の頃から初夏になると日傘、真夏でも長袖のシャツで過ごしていてたという、自称「UV対策ファッションの女王」です。今は夏は普通に半袖やノースリーブを着ますけれどね。

メインの移動手段として自転車を使っていると、どうしても太陽と仲良くしてしまわざるを得ないので、UVカットに関しては敏感にならざるを得ません。今では多くの人たちが着用する長い手袋も、2000年になる前、初めて訪れたベトナムでバイクに乗る女性たちが腕全体を覆う長い手袋をはめているのを見て「これや!」と思い、ホーチミンのベンタイン市場で複数組購入して日本に帰国後すぐに愛用し始めました。当時はまだ夏に日焼けすることが健康的でポジティブなイメージだったので、半袖で長手袋をはめて自転車に乗る私の姿は相当異様だったようで、多くの友人知人に笑われたものです。「先駆者というものは嘲笑の対象になりがちだけど、きっといつかみんなが長手袋をはめだすよ。」と笑われるたびに友人たちに予言していましたが、今やその言葉は現実のものとなりました。まあ私が長手袋の先駆者ということを知るのは友人知人だけなので、ブームの火付け役ではありませんけども。

用途に合わせて色々。春夏手袋

私が今の所春夏に使っている手袋たちです。

多いですね。全部で6組です。洗濯用の替えも必要ですし、指先のあるなしやフィット感など色々試しているので増えてしまいました。古いのは5年以上使ってます。

今の時期に愛用しているのは一番左の短いグレーのもの。アウトドアメーカーのモンベルのものです。

短い手袋は着脱しやすいので良いですが、長いものになるとどうしても面倒になるので、指先がないものを選ぶことが多いです。左から二番目のものは指先まであるタイプですが、古くなって少し汚れたり破れかけたりしていたので、こんな風に右手の親指と人差し指、中指の先をカットしましたが、これがかなり便利です。

指がないタイプは指が日焼けするのでないかと心配される向きもあるかもしれませんが、自転車に乗っている間は指はハンドルを握っているので、手の甲から関節ひとつ分くらいが隠れれば、それほど日焼けすることもありません。それに日光を一切カットしてしまうというのも健康面でいまいちなので、ちらちら浴びてしまうのは許容範囲かなと。気にしすぎるのは精神衛生上もよろしくなさそうですし。

日焼け止めはどんなに軽いものでもそれなりに塗った感を感じてしまうので、なるべく塗らずにこうした手袋で対応しています。

それに、実は手袋をすることで日焼けだけではなく、他のあることからも手肌を守ることができるのです。

あなどれない、風による手肌の傷み

それは風。徒歩だとあまり意識しないかもしれませんが、自転車ではハンドルを握っている関係でいつでも手が風の最前線に晒されています。紫外線に日焼けや深い真皮層へのダメージがあることは知られていますが、風というのもかなりあなどれません。結構風に当たることで手肌が乾燥する実感があります。それに、春先などは花粉はもちろん黄砂なども飛んできます。私のように手袋をしていても30分ほど自転車に乗って手袋を外して手の感触を確かめると、何となくザラザラしているのを感じます。多分普通に砂埃などもあるのだと思いますが、一枚布を隔ててもざらつきを感じたりするということは、何もしていなければそれだけ刺激があるということなのではないかなと。

顔の美顔のセオリーも、「紫外線に注意」「保湿」に尽きますよね。手も同じだと思うのです。

保湿の意味で風に晒すのはやはり良くないので、紫外線が強くない時期でも手袋はした方が良いと思います。

私は今年で48歳、約20年主要移動手段としてほぼ毎日のように自転車を乗り回し、家事も炊事やお風呂洗いなど手袋を使わず素手で洗剤も扱っていますが(そこは手袋しないのかというツッコミをされそうですけど・・・)、まあまあ手はきれいだと自分では思っています。

明るさ補正くらいで、シワやシミを画像加工したりしていない私の左手です。

プロの手を借りてハンドマッサージに通ったりもしていないし、普段のケアは外出時にほぼ年中手袋をすることと、ハンドクリームを塗ることくらいですが、それくらいで割に年齢的にはましな状態でキープできているので、もしも手をきれいに保ちたいなあと思っている方がおられたら、ぜひ冬だけでなく年間通じての手袋着用をおすすめします。

私にとっての手袋はおしゃれアイテムというより、靴を履くときには靴下かタイツ・ストッキングを履くのが普通、というくらいに普通なことで、完全に消耗品と捉えているので、手袋にそんなにお金はかけません。100均で買ったりすることもあります。けれどもこだわるつもりになれば春夏用も最近はきれいな手袋が色々あるので、そういったものを選ぶということを、日々の楽しみの中のひとつに加えても楽しめる気がします。