街乗りに最高な自転車


ブロンプトンというイギリスの折り畳み自転車を15年以上愛用しています。

おそらく世界で最も小さく折り畳める自転車ですが、スポーツサイクルほどでなくてもなかなか早く走れて、さほど前傾姿勢にならずに乗れるので街乗りには最高です。
以前は片道約8kmほどの職場への通勤に毎日乗っており、年間10,000kmほど走っていました。
最近は職場が相当自宅に近くなったので徒歩で行く場合もあり、以前ほどは乗っていませんが今でも乗るたびに楽しい自転車だなと、とても愛着があります。

オプションでメインフレームにバッグ用のフレームをつけていろいろなバッグを装着することができるので、メッセンジャーバッグとトートバッグを愛用していましたが、トートバッグの方が使いすぎて色あせと擦り切れが酷くあまりにも貧乏くさくなってしまいました。
新しいものを買うことも考えたのですが、今年からレッスンにも通うなど洋裁に精を出しているので自分で作ってみようと思い立ちました。

サイドポケットがポイントのおしゃれバッグ完成!

洋裁教室の先生にパターン制作などアドバイスしていただききつつ、できたのがこれ。

いつか何か作ろうと思って買い置きしていた帆布で作ってみましたが、我ながらかわいく上手にできました。
持ち手は市販のものを利用しましたが、裏地も組み合わせを考えて変形の水玉で、サイドポケットは水筒やハンカチ代わりに使っている手拭いや除菌ウェットティッシュや眼鏡など、さっと取り出したいものを入れるのに良い大きさです。
手前味噌ですが、正直言って純正トートよりかなり機能的にもデザイン的にも優れているのではないかと。

うかせ止めの部分は純正だとマジックテープなのですが、スカーフや布や毛糸の小物がしょっちゅう引っかかってダメージを受けてしまうのが不満だったので、マグネット仕様にしてみました。
とても気に入って持ち歩いていたら、同じくブロンプトン乗りの友人がものすごくうらやましそうにしてくれたので、練習もかねてさらに改良したものを作りました。

本体の帆布はパラフィン加工の倉敷帆布を使い、持ち手を本革にしてカシメ留にし、中袋はリバティプリントで。パラフィン加工なので普通の帆布とも違うニュアンスがあり、使い込むほどに風合いが増してくる「育て系」バッグです。
普通のトートバッグとしてもおしゃれに見えるというのを目標にしましたが、なかなかいいんじゃないかと調子に乗って自分用に色違いの倉敷帆布バージョンももうひとつ。

内袋はこちらも買い置きしていたウィリアム・モリスの「いちご泥棒」柄。
そういえばリバティもウィリアム・モリスもイギリスですね。ブロンプトン もイギリスなのでぴったり!と自画自賛。

余った帆布でカード入れにちょうど良いサイズのポーチも作ってみました。
無地だと味気ないのでミシン刺繍で模様を入れるとなかなかかわいいです。

手作りで気に入ったものができると本当にうれしくて気持ちが良いし、持つたびに愛着が増すようです。
今は手作り熱が上がっているし、他にも試してみたいアイデアがいろいろあるので、また違うバージョンも作ってみようと思っています。