自宅ごはんを中心に、まあまあ幅広いトピックを扱うくりたです。
うなぎは高嶺の花でも、肝は庶民の味方価格
本日のメニュー
・枝豆 ・キュウリとトマトのサラダ ・うなぎの肝と野菜の花椒ソース和え

仕事でかなり遅くなってしまいましたが、帰りに寄ったスーパーで、またもうなぎの肝だけのパックが売られていました。うなぎ本体は高級食材としておいそれと食べられない高嶺の花になってしまいましたが、肝はまだまだ庶民の味方な価格。
まだ家庭で調理して食べるということがそれほど一般的でないための、良心的価格なのかもしれません。私自身も自分で調理したのは今年に入って初めてでした。
どんな料理が作れるのか、自転車を漕ぎつつ考えながら帰宅。時間も遅いので割と短時間で作れるものにしたいということもあって、ひねり出したのがこのメニュー、うなぎの肝と野菜の花椒ソース和え。
この料理の味付けはオタフクの花椒、バカウマじゃけえでご紹介した、オタフクソースの広島限定のこれ!

ちょっと手間でも案ずるより作るが易し?
このタレをかけるだけで、立派な特徴ある中華になるという魔法のタレ。
ズッキーニ、ナス、じゃがいもをぶつ切りにして油通し。野菜はあるものを使ったのでこの三種ですが、他にも人参、玉ねぎといった定番野菜も良いし、青梗菜や小松菜、タケノコなど結構なんでも良いと思います。
うなぎの肝はそのまま素揚げよりも、たっぷりソースを絡めたいし、あまり硬くしたくないので水洗いしてキッチンペーパーで水気を拭き取った後、片栗粉をまぶして唐揚げにしました。
それらを合わせてソースを絡めただけで、この通り。

なんともおいしそうで立派な中華料理っぽいものができました。
お味はというと、もちろん花椒の効いたお好み焼き風のちょっと甘さもあるコクのある味わいのタレが、油とマッチングしてかなりおいしいです。何を以ってして言うかわかりませんが、本格的な味わいとも表現できそう。
油通しのおかげでしっかり火は通ってもシャキシャキした野菜の食感は残り、そこにコリコリ感とふんわり感を合わせ持つうなぎの肝が複雑な食感を与えています。
揚げたおかげで生臭みも全く感じられず、見た目も正直真っ茶色なので言わなければこれがうなぎの肝だとわかる人は少なく、何だかわからないけれど楽しい食感の料理だと思ってくれそうな気がします。
湯あがり娘は匂い立つ香りが魅力的

うな肝のメニューがかなりしっかりと濃い味なので、口直しができるようなさっぱりしたものを合わせたいので、夏の定番塩茹でした枝豆と、トマトとキュウリのサラダと二品を用意。
枝豆は実は二週間前に枝付きで買っていたものの、その後バタバタと忙しく家を離れることが多くて使えていなかったものです。買った時は青々としていましたが、若干黒ずんで傷みかけている豆も見られたのでギリギリかなと思いつつ、塩茹でしました。
茹で上がりを一つつまむと、全く古さを感じさせない甘みの強いしっかりと香りの高い味がしました。品種は「湯あがり娘」と言うのだそうですが、豆をさやから出した瞬間にぶわっと濃厚な香りが立って、食べる前からおいしさが約束されているのがわかるような素敵な豆です。
二週間冷蔵庫に入れておいてこれなので、買ったばかりの時のおいしさを思うと悔しい限りですが、置いてしまったのは自分の責任なので仕方ありません。少々とうのたった娘というよりは「湯あがりおばさん」くらいの味になっているんだろうなあと残念に思いつつ、いつか本当にフレッシュな「湯あがり娘」を楽しめる日を待ちたいと思います。
定番だけど安心のさっぱり味

キュウリとトマトのサラダはどのご家庭でも定番で作られるのではないかと思います。
今回はなんのひねりもなく、切った食材にフレンチドレッシングをかけてさっぱりといただきました。
以前の記事でも書きましたが、ドレッシングは買わずにつくる主義です。材料さえあれば時間もかからないし、他のメニューとのバランスで色々できるので、同じ味ばかりで飽きてしまうということもありません。一人暮らしで市販のドレッシングを買うと、ちょっと多すぎていつまでもサラダといえば同じ味になってしまうのが嫌なので。
フレンチドレッシングは基本はオリーブオイルと酢と塩と胡椒というシンプルな組み合わせですが、よく乳化させてとろりとさせるととても4つの材料だけとは思えない奥行きのあるおいしさになるので、ドレッシングを自分で作るのは面倒で難しそうと思う方にもお薦めです。
小さめの瓶に材料を入れて蓋をして、全力で50回くらい振ったらオリーブオイルと酢が乳化します。一度乳化するとあとはそんなに分離しないので、オイルばかりかかってしまうということもありません。瓶で作ることで残ってもそのまま蓋をして冷蔵庫で保存もできます。サラダが好きな方は数回分まとめて作っても良いと思うので、ぜひお試しください!