シンプルにあっさりとおいしい日常の食事

くりたです。

またしても1ヶ月以上空いての投稿です。年始は腸炎から始まり、インフルエンザA型に罹り、治ったらすぐに旅行に行ったりしていたので、完全にリズムを失っていました。

ブログって自分で始めて発見しましたが、内容のジャンルは多々あれど、基本は日記というか継続を前提としているメディアなので、1ヶ月に一定以上投稿するつもりの場合はリズムを作るということがものすごく重要なんですね。

さて、閑話休題。今日は軽ーく日常ごはんをご紹介。

本日のメニュー

・焼鮭
・焼海苔
・白菜とおあげ、ナンプラー風味
・しめじと玉ねぎのお味噌汁
・白飯

ワンプレートではないですが、ごくごくシンプルな定食をお昼に食べました。白菜とおあげのおかずだけ、ちょっとひねりが効いています。

しかしまずは塩鮭。

年末に北海道にいたときに叔母からもらってきた切り身です。

日本人の多くが大好きなシャケですね。お弁当の定番!でもやはり北海道の人の鮭の消費って相当じゃないかと思います。私の母は毎日塩鮭でも平気だと豪語してますし、実際に週に1回でも食べないという時はないのではないかと思います。私自身はそこまでではないですけれど、塩鮭が食卓に並ぶとそれだけで何だか安心感を覚えます。

今日はとても味わいのあるおいしい塩鮭だったので、そのままいただいたり、ちょっと海苔にごはんをのせて、その上に鮭をおいておにぎり風に食べたりしました。

ごはん×海苔がそもそも最強な組み合わせですが、そこにおいしい塩鮭が加わると無敵ですね。日本人で良かったなとふと思ってしまう瞬間です。脂のたっぷりのったキングサーモンではない鮭だからこその滋味みたいなものが、この組み合わせで感じられます。ハラスという骨の近くのたっぷり脂を含んだ部分が好きな方もおられますが、ごはんにはそんなに太った感じではないある程度の締まり感があるものの方が、全体に味がまとまってキリッとしたおにぎりになるような気がします。

ナンプラーを使うと、いつもの炒め物が一味違う!

メインは白菜とおあげの炒め物です。メインだけれども動物性たんぱく質なし。

私は野菜喰いなので、一食の中で野菜がないということはほぼないのですが、肉魚がないというのはちょこちょこあります。今日は塩鮭があるので、栄養的には大丈夫かと。

おあげは大好きなので、冷凍庫に常備していて、好きなときに好きなだけ解凍して使います。

京都のおあげは大きくて、初めて見た人は割と驚くのですが、大体幅10cm長さ25cmくらいあるのが普通で、私がいつも使っているとようけ屋山本さんのは幅11cm長さ36cmでした。

麩もそうですが、京都ではこういう大豆食品がかなり幅を効かせていて、お肉の代わりに使われているようなことも多いです。お麩なんて、水で戻したものを使ってそれがメインの卵とじが立派なメイン料理として登場したりします。

今日はおあげを肉の代わりに見立てて、白菜と菊で。

菊の花は山形では日常的に登場する野菜の一つで、おひたしにしたり、色がきれいなのでお吸い物の実にしたりしますが、それ自体が強い個性を持っているというほどでもないので、案外色々使えます。

今日は残り物メニューとして、買い物にいかずにすむ食材で済ませるつもりだったので、菊も炒め物に投入してみました。

ちょっと色がアクセントになるかなという感じです。今日は全体的に白と薄い黄緑色なので効果は薄いですが、大根おろしにちょっと添えたりすると、とてもきれいです。

炒め物自体は味つけを塩麹とタイの魚醤であるナンプラーを少したらしています。

魚醤はタイの他、ベトナムや割と東南アジア全域で使われていますね。私は普段はベトナムのヌクマムを使いますが、今日はたまたま切らしていたのと、先日タイに行った際にちょっと記念に買ってみました。

いつも使うベトナム フーコック島の物よりもライトな感じで、魚醤独特の臭みも穏やかだったから、慣れていない人にはこちらの方が使いやすいかもしれないです。

魚醤は小魚を発酵させているので、うまみ成分がすごくて、スープなどは出汁を取らなくてもお湯に魚醤を入れただけでも立派なスープとして成り立たせることができます。

そんなうまみたっぷりのナンプラーを隠し味に少し足した炒め物は、おあげと白菜と菊のシンプルな見た目に反して、味わいが深いです。白菜の甘みをグッと引き立てていて、「これ、本当に動物性タンパク質何も入ってなくて、こんなにうまみが出るの?」というレベル。

たくさん入れすぎると魚醤の生臭さが強くなるので、エスニック料理にしたくない場合は、ちょっぴり入れるのがコツです。ちょっとだけでも味の広がりが格段に変わります!

最後のお味噌汁は取り立ててポイントもなく、ただ私のこだわりとしてお味噌汁の具は二種類以上!と思っているので、しめじの他にかけらが残っていた玉ねぎをスライスして入れています。一種類でも十分おいしいお味噌汁はできるのですが、おいしさが1プラス1は2、ではなくて2.3とか2.5になるような気がするのですよねえ。